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世界恐慌時のS&P500指数のチャート(コロナショックの参考として)

コロナショックの影響で世界中の株式が大きく下落しています。

米国株も大きく下落しており、S&P500指数は2020年2月19日の3386ポイントから2020年3月23日の2237ポイントまで約34%の下落となっています。

ちなみにS&P500指数が30%以上も下落するのは、過去100年間で7回しかありませんでした。(今回が8回目です)

2020年3月25日現在、米国株はやや落ち着きを取り戻しつつありますが、まだ予断を許さない状況です。

過去、7回の大幅下落でS&P500指数の下落率が最も大きかったのは世界恐慌時で、2番目に大きかったのはリーマンショック時です。

【S&P500指数の最大下落率】

  • 世界恐慌時(1929年8月~1932年6月):-86%
  • リーマンショック時(2007年10月~2009年3月):-56%

既に34%も下落していますので、リーマンショック時の-56%であれば何とか我慢できそうな気もしてきますが、さすがに世界恐慌時の-86%は恐怖を感じます。

一部では今回のショックが世界恐慌クラスになるとの意見もあるようですが、世界恐慌時は米国の名目GDPが45%も減少しており、個人的にはさすがにそこまではいかないと思っています。

ただし、米国は過去30年以上金利低下が続き、財政収支は悪化の一途で、FRBによる資産買入もさすがにやり過ぎのようにも感じます。

米国は国民全体で株式を保有し、株価が上昇することで大きなメリットを享受してきました。

これがある意味限界にきているのかも知れません。

これが修正されるようなことになると、世界恐慌並みの下落も覚悟する必要はあるかもしれません。

下記では世界恐慌時にS&P500指数がどのような推移となったかを忘備録の意味も含めて掲載しておきます。

1929年1月~1933年12月のS&P500指数のチャート(週次データ)

世界恐慌前後のS&P500の推移

最大86%の下落と言っても、何度か小さな反発をしながら、約3年かけて下落しています。

最初の大きな下落は1929/9/6~1929/11/15の約2ヶ月間で36%の下落率となりました。

その後、1929/12/20に2番底をつけて、1930/4/11まで約29%の上昇となりました。

それ以降は小さな反発を繰り返しながら、1932年8月の安値まで下落トレンドが続き、最大86%の下落率となりました。

世界恐慌後は回復過程でもう一度大きな下落(1937年2月~1938年3月にS&P500指数が53%下落)があったこともあり、1929年8月の高値を回復したのは1954年9月で約25年もかかりました。

今回はこのようなことにならないでほしいものです。

ただし、これを見ていると一つ不安なのが、現在の状況が世界恐慌時の最初の下落に似ている点です。

共に短期間で一気に30%以上の下落となっています。

足元のS&P500指数のチャートはこちらです。

コロナショック前後のS&P500の推移

なってほしくはありませんが、ここから一旦リバウンドしても再度下落トレンドに戻る可能性もゼロではありません。

可能性は低いですが、最悪のシナリオとして頭に入れておくと良いでしょう。

最後に、現在想定される今後の株式市場(グローバル)に関する見通しはこのようなイメージです。

  1. GDPマイナス成長(リセッション)、失業率急上昇
  2. 世界中で大規模な財政政策
  3. 株価バブル発生
  4. 国債売りで長期金利上昇
  5. バブル崩壊

3のバブルはプチバブルで終わる可能性もありますが、ある程度は上昇するでしょう。(というより、上昇してほしいというのが本音です)

ただし、2020年3月25日現在、S&P500指数は2/12から2日連続での上昇がありません。

つまり、まだ1番底もつけていません。(3/26は上昇するでしょうか?)

よって、下落率はもっと大きくなる可能性もあります。

まずは最初の底をつけて下げ止まった後、2番底がどこになるかを見極めましょう。

そのうえで上記の世界恐慌時のチャートも参考にして戦略を考えてください。

日本株を中心に投資している人も、日本株の分析自体は悪くありませんが、日本株は主体的には動いておらず、米国株に影響されて動いていますので、S&P500指数の分析も同時に行うことをお勧めします。