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テスラのCB(転換社債)が魅力的な水準 / 利回りでも買える

2019年5月に発行されたテスラのドル建てCB(転換社債)について紹介します。

  • 償還日:2024/5/15(約5年)
  • クーポン:2%
  • 現在の転換社債の価格:88(償還100)
  • 最終利回り:約4.4%
  • 転換価格:309ドル(現在の株価188ドル)
  • パリティ:61(188/309)

テスラの株価が上昇しなくても、破綻さえしなければ約5年で最終利回り4.4%は確定です。

現在188ドルの株価が転換価格である309ドルを超えてくると転換社債の価格も連動して上昇していきます。

よって、株価が309ドルを超えない場合は5年・4.4%のドル債と同じですが、309ドルを超えた分はほぼそのままリターンとして上乗せされます。

利益は無限大です。

ちなみにテスラの株価は2019年に入り下落基調で、現在は直近で最も安い水準ですが、3ヶ月前は300ドルを超えていました。

テスラ株価チャート
もちろん、今後の業績次第ですが、転換価格(309ドル)を超える可能性は十分あります。

テスラが破綻すると思う方はやめた方が良いと思いますが、破綻まではしないだろうと思う方にとっては非常に魅力的な条件です。

テスラの資金繰りについて問題視するアナリストもいますが、時価総額が今の株価でも3.5兆円以上あることで、このCB(転換社債)を発行できたように、ファイナンスをする力はあります。

また、大株主にテンセントがいることも何かあった時の支援先として期待できます。

さらに、イーロン・マスクが経営するスペースXの存在も無視できません。

スペースXはNASAから委託を受けて国際宇宙ステーション(ISS)へ無人補給船を打ち上げるなど宇宙開発分野で実績を重ねており、企業価値は3兆円以上と言われています。

イーロン・マスクは究極的にはこれを利用して資金調達を行うこともできるわけです。

以前、同じような条件でツイッターのCB(転換社債)を紹介したことがありますが、今回のテスラのCB(転換社債)はそれよりも良い条件です。

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ちなみにこのCB(転換社債)を買うには証券会社のトレーダーがマーケットで仕入れて、それを買う必要があるので、一般の個人では対応してもらえないと思います。

100万ドルくらい出せるのであれば証券会社の店頭でお願いすれば対応してもらえるでしょう。(ただし、証券会社の担当者がいまいち分かっていないケースもあるので注意してください。プライベートバンキング・ウェルスなど富裕層対応に慣れているところなら大丈夫だと思いますが)

CB(転換社債)は「債券+コールオプション」という投資家にとっては魅力的なリスク・リターンの投資対象です。