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過去2回のショックは最後に日銀が利上げをした後に起こっている(次の大幅下落は2020年以降?)

株式市場の大幅な下落は2020年以降か

  これまで米国株が30%以上下落するようなリスクオフ局面は7回ありました。

米国株の7回のリスクオフについてはこちらを参照:米国株(S&P500)長期推移(チャート・変動要因) / 30%以上の暴落は過去7回 - ファイナンシャルスター

そのうち過去30年では2000年前後のITバブル崩壊2008年のリーマンショックがあります。

共に米国株が50%前後下落するような大きな下落相場となりました。

今回はその前後の米国・英国・ユーロ圈・日本の中央銀行の金融政策を紹介します。

結論から申し上げると、いずれも日本(日銀)が最後に利上げを行い、その後リスクオフとなっています。

(ITバブル崩壊前とリーマンショック前の米国・英国・ユ一口圏・日本の中央銀行の金融政策はページ下段に掲載しています)

現在の米国・英国・ユーロ圈・日本の中央銀行の金融政策は下記の通りです。

  • 米国2015年12月から5回利上げを行い政策金利(FFレート)は0.25%から1.5%となった
  • 英国2017年12月利上げを行い政策金利(FFレート)は0.25%から0.5%となった
  • ユーロ圈:債券等の購入額を縮小、早ければ2018年中、遅くとも2019年には利上げ開始が見込まれている
  • 日本:2018年は緩和継続、2019年以降インフレ率が上昇してくれば金融緩和の出口も視野に

日本が利上げにたどり着くまでの過程としては米国が参考になると思います。

米国FRBは2015年12月利上げ前の2014年10月に国債やMBSの買入れ(量的金融緩和)をストップしています。

ただしこの時点ではFRBが既に買入れしている債券が償還した場合は再投資を行っている為、FRBのバランスシートは縮小せず横ばいの状態でした。

バランスシート縮小は2017年10月からですので、4回利上げをおこなってFFレートが1.25%の時です。

日本も利上げの前にまずETF・J-REIT・国債の新規買入れ(量的金融緩和)が終了すると思われます。

その後、様子を見て利上げを行い、更に様子を見て日銀のバランスシートを縮小するイメージです。

よって日銀の利上げはどんなに早くても2019年の後半か2020年になると思われます。

過去2回のショックのパターンで考えると株式市場の大幅な下落は2020年~2021年頃となります。

ITバブル崩壊前とリーマンショック前の先進国の金融政策は下記をご覧ください。

ITバブル崩壊前の世界的利上げ局面(金融引締め局面)

 米国(FRB)

  • 1999年6月に利上げを開始し、FFレートを4.75%から5.00%に引上げ
    その後、利上げを継続し、FFレートは2000年5月に6.50%まで上昇

英国(BOE)

  • 1999年9月に利上げを開始し、政策金利を5.00%から5.25%に引上げ
    その後、利上げを継続し、2000年2月に6.00%まで上昇

ユーロ圈(ECB)

  • 1999年10月に利上げを開始し、政策金利を2.50%から3.00%に引上げ
    その後、利上げを継続し、2000年10月に4.75%まで上昇

日本(日銀)

  • 2000年8月に利上げを行い、政策金利(無担保コールオーバーナイト)を0.0%から0.25%に引上げ
  • 利上げは1回のみで、2001年2月には景気悪化により利下げを行った(0.15%へ利下げ)

ITバブル崩壊後の株式や債券の下落率はこちら:各資産の最大下落率(ITバブル崩壊) - ファイナンシャルスター

リーマンショック前の世界的利上げ局面(金融引締め局面)

 英国(BOE)

  • 2003年10月から利上げを開始、2004年8月まで継続的に利上げを行い、政策金利は3.50%から4.75%へ上昇した
  • 2005年に1度利下げを行った後、2006年8月から再度、利上げを行い2007年7月には5.75%まで上昇した

米国(FRB)

  • 2004年6月に利上げを開始し、2006年6月まで連続利上げを行った
  • この間、FFレートは1.00%から5.25%へ上昇した

ユーロ圈(ECB)

  • 2005年12月から利上げを開始、2008年7月まで継続的に利上げを行い、政策金利は2.00%から4.25%へ上昇した

日本(日銀)

  • 2006年7月に政策金利(無担保コールオーバーナイト)を0.0%から0.25%に引上げ、2007年2月に0.25%から0.5%に引上げた

リーマンショック後の株式や債券の下落率はこちら:各資産の最大下落率(リーマンショック) - ファイナンシャルスター

先進国の政策金利の推移はこちらをご覧ください:金利とインフレ率推移(チャート・変動要因)【①先進国】 - ファイナンシャルスター