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オーストラリア準備銀行は豪ドル安を望んでいる様子

オーストラリアは今月も利上げを見送ったことで16回連続で政策金利1.5%で据え置いています。

オーストラリア準備銀行のロウ総裁は賃金の伸びが鈍いことやインフレ率が目標としている2~3%に届いていないことを理由に、当面金利は上昇しないことを示唆しました。

市場コンセンサスではオーストラリアの利上げは約1年後の2019年1月~3月頃と言われています。

そうなると問題になるのが米ドル金利との関係です。

現在、米国も政策金利は1.5%ですが、来月の利上げはほぼ確実な状況で、年内に3回~4回の利上げが予想されています。

過去、ほとんどの期間で豪ドルの金利は米ドルの金利を上回って推移していますが、来月には米ドルが逆転し、2018年末には豪ドルが1.5%、米ドルが2.5%前後の金利水準となりそうです。

日本人は世界的に見ても豪ドルヘの投資が好きな国と言われますが、米ドルの方が金利が高いと余程豪ドルが安くないと投資するインセンティブがありません。

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現在のドル/豪ドルレートはちょうど過去平均あたりで、特段割安な水準とはいえません。

そうなると多少は下落する可能性も考えたおいた方が良いかもしれません。

実際、過去1度だけ豪ドルの金利が米ドルの金利を下回っていた1997年6月~2001年3月は偶然かもしれませんが、豪ドルが最も安かった時期と重なります。

米ドルと豪ドルの金利と為替レートの関係については下記を参照してください。

もちろん金利差のみが要因ではありませんが、重要なポイントではあると思うので注意しておく必要があると思います。

オーストラリアはこれまでも、口先の介入も含めて通貨安政策をとったことが何回かあります。

その効果もあってなのか経済成長の安定性は世界でも指折りの国となっています。

現在、リーマンショック後も含めて26年連続景気後退に陥っていません。(2四半期連続のマイナス成長になっていない)

オーストラリアの経済成長については下記をご覧ください。

豪州景気にはプラスになりそうですが、豪ドルの為替レートは強くなりにくいマーケットです。