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米ドルは割高なのか(ドルインデックスで検証)

 先日の日経新聞にも掲載されていましたが、米ドルの総合的な強弱を表すドルインデックスが過去5~6年でかなり上昇しています。(日経新聞では日経通貨インデックスの米ドルで説明していました)

ちなみに「ドルインデックス」「日経通貨インデックスの米ドル」複数の主要通貨に対する米ドルの強さを指数化したものです。

例えば、日経通貨インデックスは各国の貿易額に応じて為替レートを加重平均して算出しています。現在、25通貨が算出されています。

いわゆる実効為替レートといわれるものです。(インフレ調整はしていないので実質実効為替レートではありません)

ドルインデックスは各国中央銀行や証券取引所、大手銀行なども算出しています。

数字が大きくなると米ドルが強くなっていることを示し、数字が小さくなっていると米ドルが弱くなっていることになります。

下記のチャートでは上に行けば行くほど米ドルが強く(高く)なっていることを表します。(ドル円レートのチャートは逆のイメージになりますので注意してください)

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たしかにチャートを見ると過去5年では米ドルがかなり強くなっています。

米ドルが30%前後上昇しています。

これだけ通貨が強くなると米国景気にも多少マイナスに影響しているはずです。

今後、米国の経済指標が少しでも悪化するとトランプ政権やFRBによるドル安誘導が行われてもおかしくありません。

よって、一部の人たちが米ドルは割高で今後、ドル安になるのではないかというのも分からないではありません。

しかし、ドルインデックスのチャートをもう少し長くして見てみると少しイメージが変わります。

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1985年1月頃にドルインデックスは過去最高値を付けています。その後、1985年9月、プラザ合意によるドル高是正が行われました。

現在の水準は長期的にみるとほぼ平均値に近くなります。

割安とは言えませんが、特に割高な水準でもないと思われます。

このチャートを見る限り、米ドルが弱くなったとしても10%未満の下落で収まりそうな感じです。

このようにチャートは短い期間のみで確認するとミスリードになることも多いので、必ず長期のデータも確認しましょう。

また、ドル円為替レートの分析はこちらも参考にしてください:為替レートの予想・分析は実質金利差・購買力平価を活用 - ファイナンシャルスター

ドル円レートの短中期の推移は日米の実質金利差、長期の推移は購買力平価が参考になります。ドル円レートを予想・分析する際は活用してみてください。