投信・ETF(株式型)

投信の分析をする際は残高にも注目 / マーケット分析もしっかり行う

更新日:

投資信託を分析するサービスが増加しています。

  • 投信の窓口
  • Quickが運営する資産運用研究所
  • モーニングスター
  • イボットソンが運営する投信まとなび

これらのサービスが有名です。

サービス内容としては各投信の定量的な比較が中心です。

  • コスト
  • リターン
  • ボラティリティ(リスク)
  • リターン/リスク(シャープレシオ)

同じ投資対象であれば、

  • コストが安く
  • リターンが高く
  • ボラティリティ(リスク)が低く
  • リターン/リスク(シャープレシオ)が高い

投信が良いことになります。

ただし、パフォーマンス等は過去が良かったからといって、今後も良くなるとは限りません。

特に注意しておかなければいけないのは、パフォーマンスと運用残高の関係です。

よくあるケースとして運用残高が小さい時はパフォーマンスが抜群に良く、アワード等を受賞し、それによる資金流入で運用残高が大きくなるが、その後急にパフォーマンスが悪化するケースです。

資産クラスにより影響は異なりますが、どのファンドでも運用残高が大きくなると小回りが利かなくなりパフォーマンスを上げることが難しくなります。

よって、投信分析サービスなどで定量的な分析をする際は必ず運営残高を確認しながら行いましょう。

 また、同じ投資対象のファンド間で比較する事も大切ですが、そもそもその資産クラスに投資する事がタイミング的に良いかどうかの方が重要です。

インデックス対比で1%プラスと3%プラスを比較してもインデックス自体が20%下落したらほとんど意味がありません。

逆にインデックスが20%上昇すればファンドのパフォーマンスが+21%か+23%かはそれ程大きな問題にはなりません。(最悪、インデックスを下回る+18%でも大問題にはなりません)

どうせ買うタイミングや売るタイミングが1〜2日違うだけで数%の違いが出る訳ですから。

それより、儲かる可能性が高い資産クラスを見つける方が、本来は重要です。

また、債券に投資する投資信託の場合、経験則上、インデックスに大きく勝つ事は難しくなっています。

通常は信託報酬分だけマイナスになることが多くなっています。

よって、債券に投資する投資信託の場合、同じ投資対象のものがあれば、ETFやインデックスファンドの方がベターということになります。

もちろんアロケーション型のファンドや円ヘッジなどの機能が付いている債券ファンドであれば活用する価値はあると思います。

 少し話はそれましたが、投信分析サービスを活用する際はデータをそのまま鵜呑みにするのではなく、ファンドの残高なども確認し、併せてマーケット分析もしっかり行いましょう。

投信のセールストークはこちらを参照してください!

投資信託(各資産クラス)のポイント

-投信・ETF(株式型)