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米国の金融政策を予想/利上げは緩やか、バランスシート縮小へ

大方の予想通り、2017/6/14のFOMCで利上げが行われFFレートの上限は1.25%となりました。

2008年12月からの長期間FFレートは0.25%の時代が続き、2015年12月、2016年12月、2017年3月に続いて今回の利上げとなりました。

前回の利上げ局面である2004年~2006年は、2004年6月から6週間に1度開催されるFOMCで17回連続0.25%の利上げを行い、FFレートは2年間で1%から5.25%まで上昇しました。

今回は当初からゆっくりとしたペースの利上げとなっていますが、今後はよりペースが緩やかになりそうな状況です。

ただし、その代わりとしてFRBのバランスシート縮小が始まります。

FRBはリーマンショック直後の2008年10月から量的緩和政策を開始し、国債・MBS等の債券を市場から買入れしてきました。

買い入れ額はQE1、QE2、QE3と進むにつれ増加していき、FRBのバランスシートの規模はリーマンショック前の0.8兆ドルから4.5兆ドルまで大幅に拡大しています。

FRBのバランスシートの推移についてはこちら!

現在は新規で買い増しは行っていませんが償還した分は再投資をして残高が維持されています。

バランスシート縮小はこの再投資を徐々に減らしていくということになります。

バランスシートの縮小は利上げと同様に金融引き締めの効果がありますので、利上げペースと同様に相当慎重に行われると思いますが一定の注意が必要です。

少なくとも金融市場にとってはマイナス要因となります。

ただし金融市場正常化のためにはバランスシート縮小は必要ですので行わざる負えません。

後はトランプ政権が財政政策や減税をしっかり行えるかにかかっています。

FRBが緩やかにブレーキを踏む中、トランプ政権がアクセルを踏むことで米国経済は安定した成長が実現できます。

当面のチェックポイントはトランプ政権の政策実行力ということになりそうです。

これが滞るようですと、一度リスクオフとなることも考えられます。