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BDCファンド急落の原因は原油価格の動きに敏感に反応したため

 

2017/5/1~2017/5/12の7営業日でBDC(Business Development Companies)は5%以上の下落となっています。

BDCは利回り商品として購入している投資家も多いと思いますので、驚いている方も多いのではないでしょうか。

BDCは中堅企業向けローンをパッケージして、2~3倍のレバレッジをかけて保有しています。

よって最終的な投資対象はローンですが、レバレッジがかかっている分、値動きは敏感になります。

BDCの詳しい内容についてはこちらに分かりやすく掲載していますので参考にしてください!

足元の下落の要因は原油価格が不安定なことが理由と考えられます。

エネルギーセクターのデフォルト率上昇が懸念されて下落しています。

1バレル=50ドルを超える水準で推移していた原油価格は直近45ドル台まで下落しました。

それでも原油価格は下落したといってもそれほど大きな割合ではありません。

同じく原油価格に影響されやすいハイイールド債やバンクローンはいまのところほとんど影響を受けていません。

ちなみに2014年~2016年2月頃、原油価格が1バレル= 110ドルから1バレル=25ドルまで下落した時にはBDCは20%以上の下落、ハイイールド債は14%程度の下落、バンクローンは6%程度の下落でした。

おそらく原油価格がもう一段の下落になると、ハイイールド債やバンクローンにも影響が出てくると思われます。

このようにBDCは仕組み上レバレッジがかかっている分、リスクには敏感に反応することとなり、ボラティリティは高めになります

ただし、2014年~2016年2月頃もそうでしたが、デフォルト率が極端に上昇しない限り、その後はしっかりリバウンドします。

2016年2月以降、原油価格が1バレル=25ドルで底を打ち、50ドル近辺まで戻った際もBDCは大きく上昇し、最大20%以上あったBDCの損失は1年後の2017年2月には10%のプラスにまで回復しました。

よってある程度、原油価格が落ち着けばBDCも回復が期待できると思われます。

BDCは利回り商品としてマーケティングされますが、値動きは債券より株式に近いことも多いので、その辺は注意が必要です。