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技術革新で企業の形が急変/ニコンの例

ニコン(NIKON)といえば日本を代表する優良企業です。

主力事業はカメラ半導体製造装置です。

正確にはカメラが属する映像事業と半導体製造装置が属する精機事業です。

両事業で売上高の90%近くを占めますが、共にかつてない苦しい状況に置かれています。

映像事業はスマートフォンのカメラ機能向上に伴い、デジタルカメラがスマホに取って代わられ2012年度をピークに大幅な減収が続いています。2012年度7,500億円の売上があった映像事業は2016年度は3,800億円まで減少しています。

精機事業は

①半導体を作る半導体製造装置

②液晶ディスプレイ向けのFPD用露光装置

があります。

①の半導体製造装置は半導体の集積度が高まるにつれて技術的難易度が高まっており開発が難しくなっています。

最先端のArF液浸露光装置ではオランダのASML社との開発競争に敗れ、事実上、半導体製造装置の開発から撤退しました。

現在は半導体市況が絶好調で旧世代の製造装置がまだ売れていますが、数年後には大幅に売上が減少する見通しです。

2本柱が揺らいでいる状況ですので、ニコンは約1000人の人員削減と医療関連など新規分野の進出をすすめています。

このように技術革新が起こると優良企業でも数年のうちに優位性がなくなる可能性があるということです。

投資という目線で見ると、どんなに優良な銘柄であっても個別株で保有するとこのようなリスクが存在するということです。

以前よりも技術の進歩が早くなっており、優良企業が旧にダメになるリスクが高まっていると感じます。

優良企業が集まる自動車業界でも新興のテスラ・モーターズが時価総額でフォードを抜きました。

長期投資を考える場合は個別株でなく、少しでも分散されたポートフォリオで保有すべきと考えます。

 参考ページはこちら!

個別株式の長期保有はハイリスク・ハイリターンである理由 - ファイナンシャルスター

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